「あ、ラミーやん」
KA -KU奈良店の前を通る男子中高生が
ラミーを見つけて、立ち止まってくれます。
私は彼らくらいの時には
ラミーを知らなかったので(ゴメンなさい)
いいブランドを知ってくれているのだなぁと
嬉しくなります。
サファリやアルスターはもちろん人気。
でも、KA -KU奈良店で
隠れた人気を誇るのが、
ラミー2000の4色ボールペンなのです。

中学生や高校生の男の子が
ショーケースをじっとのぞきこみ、意を決したように
「見せてください」と声を掛けてくださると、
彼らの緊張感が伝わってきて
私までドキドキ……。
そんな彼らに触発されて、
私もこのペンが気になっているのです。
近いうちに、私のスーツのポケットに
仲間入りする予定です。
ラミー2000 4色ボールペン
¥12,000+税
みなさんには
今年こそはこれを買おう!と
決意しているものはありますか?
私にもいろいろあるのだけれど、
万年筆でいえば
アウロラ88(オタントット)サテン・ブラック。
お値段、ななまんえーん‼︎(+税)

イタリアのアウロラ社は1919年創業。
ペン先からボディに至るすべてを
自社工場で生産している数少ない
MADE IN ITALYのトップメーカーです。
88(オタントット)は
1952年に100万本以上も売れたベストセラーの
復刻版。
ただ復刻するのではなく、
アウロラ独自の「リザーブタンク付ピストン吸入式」を
採用するなど、技術の粋を集めた
同社の代表作です。
その88シリーズに近年新たに加わったのが
このサテン・ブラック。
マットな黒にピンクゴールドがエレガント。
店頭で眺めながら
「いつか必ず……」と心に誓う日々です。
さて、私が憧れを手に入れるのは
いつになることやら。
リザーブタンク付ピストン吸入式万年筆
14金ペン先(M:中字)
¥70,000+税
ドイツ・ファーバーカステル伯爵コレクションは
気品あるデザインが人気です。
中でも、私がおすすめするのは
クラシックコレクションのボールペン。
希少価値の高い木材を用いた軸が
美しいコレクションです。

温かみのあるグラナディラ、
使いこむことによって色の変化が楽しめる
ペルナンブコ、
エボニーの重量感のある黒。
天然素材ならではの優しい手触りに
ほどよい重みで筆記を快適にサポートします。
長らくエボニーが店頭にて欠品していましたが、
先日到着しました。
クラシックコレクションの凛としたたたずまいは
手にするだけで背筋がしゃんとするように
思います。
新しい年にきっとあなたの力になってくれる、
そんなボールペンです。
クラシックコレクションボールペン
写真上から
グラナディラ・ペルナンブコ・エボニー
各¥45,000+税
子供のころの私にとって、紙は何よりも
貴重なものだった。
(池波正太郎「紙・石鹸・水」
『夜明けのブランデー』所収)
こんないい帳面が出来るようになったのなら、
もう平和が戻って来たと思った。
(串田孫一「帳面」『文房具56話』所収)

KA -KU奈良店のノートLABOの中紙は
万年筆で書いた時、裏抜けしにくいものを
揃えています。
様々な紙があることを私たちは
当たり前のように思っていますが、
池波正太郎や串田孫一のエッセイを読むと
今がいかに恵まれているかがわかります。
ノートLABOは様々な組み合わせで
あなたの書きたい欲求を
充分に満たすノートが作れます。
本日1月13日は今月2回目のノートの日。
製本代(¥300+税)が無料です。
〜1月のノートの日〜
1月最後のノートの日は
1月21日(日)に実施します。
次回のブログは
1月15日午後2時に更新します。
新成人のみなさま、
おめでとうございます。
どうぞ素敵な人になってくださいね。
お祝いのかわりに、こんな詩を
ご紹介します。

成人の日に 谷川俊太郎
人間とは常に人間になりつつある存在だ
かつて教えられたその言葉が
しこりのように胸の奥に残っている
成人とは人に成ること もしそうなら
私たちはみな日々成人の日を生きている
完全な人間はどこにもいない
人間とは何かを知りつくしている者もいない
だからみな問いかけるのだ
人間とはいったい何かを
そしてみな答えているのだ その問いに
毎日のささやかな行動で
人は人を傷つける 人は人を慰める
人は人を怖れ 人は人を求める
子どもとおとなの区別がどこにあるのか
子どもは生まれ出たそのときから小さなおとな
おとなは一生大きな子ども
どんな美しい記念の晴着も
どんな華やかなお祝いの花束も
それだけではきみをおとなにはしてくれない
他人のうちに自分と同じ美しさをみとめ
自分のうちに他人と同じ醜さをみとめ
でき上がったどんな権威にもしばられず
流れ動く多数の意見にまどわされず
とらわれぬ子どもの魂で
いまあるものを組み直しつくりかえる
それこそがおとなの始まり
永遠に終わらないおとなへの出発点
人間が人間になりつづけるための
苦しみと喜びの方法論だ
1月のノートは
2018年の幕開けにぴったりな
2冊ができました。

Kさんは
赤い表紙とゴールドのリング、黄色のゴム、
唐草模様の裏表紙で
獅子舞のイメージを作り出しました。
今年の抱負をたくさん書いて、
良いことを引き寄せることができますように。
Hさんは今年の干支・戌を表現。
最近、日本のみならず
海外でも人気のある柴犬をイメージした
カラーリングです。
持ち運びやすいB6サイズは
どんな時でも思いついたことを
サッと書き留めることができます。
そして、本日1月7日は
2018年最初のノートの日。
製本代(¥300+税)が無料です。
Kさんのノート¥1,050+税
Hさんのノート¥1,250+税
製本代(¥300+税)を含みます。