幸せ文具日和

      万年筆のお店 KA-KU奈良店 スタッフのつぶやき

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      1月8日成人の日

       08, 2018 14:00


      新成人のみなさま、
      おめでとうございます。
      どうぞ素敵な人になってくださいね。
      お祝いのかわりに、こんな詩を
      ご紹介します。
      20180106125923616.jpeg

      成人の日に 谷川俊太郎

      人間とは常に人間になりつつある存在だ
      かつて教えられたその言葉が
      しこりのように胸の奥に残っている
      成人とは人に成ること もしそうなら
      私たちはみな日々成人の日を生きている

      完全な人間はどこにもいない
      人間とは何かを知りつくしている者もいない
      だからみな問いかけるのだ
      人間とはいったい何かを
      そしてみな答えているのだ その問いに
      毎日のささやかな行動で

      人は人を傷つける 人は人を慰める
      人は人を怖れ 人は人を求める
      子どもとおとなの区別がどこにあるのか
      子どもは生まれ出たそのときから小さなおとな
      おとなは一生大きな子ども

      どんな美しい記念の晴着も
      どんな華やかなお祝いの花束も
      それだけではきみをおとなにはしてくれない
      他人のうちに自分と同じ美しさをみとめ
      自分のうちに他人と同じ醜さをみとめ
      でき上がったどんな権威にもしばられず
      流れ動く多数の意見にまどわされず
      とらわれぬ子どもの魂で
      いまあるものを組み直しつくりかえる
      それこそがおとなの始まり
      永遠に終わらないおとなへの出発点
      人間が人間になりつづけるための
      苦しみと喜びの方法論だ



      •   08, 2018 14:00
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